私たちは近江ちゃんぽんの普及活動を通じて、全国各地で愛される「ご当地ちゃんぽん」に出会いました。連載第6回目では、長崎県平戸市に根付いた「平戸あごちゃんぽん」の世界をお伝えします。

平戸あごちゃんぽんの歴史
長崎のちゃんぽんは、昭和に入ると北にも伝播し、かくれキリシタンなどで知られる観光地である平戸にも広がりました。平戸では、ちゃんぽんが大衆食として受け入れられ、長崎とは異なる独自の進化を遂げています。
平戸あごちゃんぽんの特徴
平戸あごちゃんぽんの麺は、長崎に比べて太めであり、高価な海鮮類をほとんど使わず、代わりに野菜をたっぷりと使用するスタイルに変化しました。また、アゴだしを使ったちゃんぽんが存在するのも平戸あごちゃんぽんの特徴です。アゴだしは、飛魚から取られる出汁であり、あっさりとしつつも深い味わいをもたらします。
平戸あごちゃんぽんが食べられるお店
平戸あごちゃんぽんは、「めしどころ一楽」さん他、地元の食堂や観光客向けの飲食店で提供されており、平戸の豊かな自然と歴史を感じながら味わうことができます。その土地ならではの食材と平戸の風土が融合した平戸あごちゃんぽんは、訪れる人々にとって忘れられない味わいです。
平戸あごちゃんぽんが食べられるお店は、「食べログ」のサイトでご確認ください。https://tabelog.com/nagasaki/C42207/rstLst/RC012405
次回の連載では、さらに異なるご当地ちゃんぽんに焦点を当て、その歴史や地域性について詳しくご紹介します。お楽しみに!